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2009年9月5日土曜日

求刑通り懲役15年!

全国で初めての性犯罪を審理した裁判員裁判が4日、2件の強盗強姦罪に問われた被告に対して、
求刑通り15年の実刑判決が言い渡された。
今回の裁判員は男性5人に対して女性1というものでした。
私としては、男女共に半々でもよかったのではないかと思いました。
弁護側としては被告の恵まれない成育歴を強調し懲役5年が適当と主張。
従来の性犯罪に対する判決が軽すぎるように感じていた私は、
裁判員制度での判決に満足できる判決がでたと思っています。
被害者の心のうちを考えると、どういう判決がおりようと、晴れるものではありません。
自分の身勝手で自分よりも力の弱いものに対して犯行を重ねるとは言語道断である。
被害者が被告に厳しい処罰を望むのは当然です。

実を言うと、私、5年前に夜道を歩いていて後ろから羽交い締めにされたことがあります。
始め、何が起こったのかわからず、犯人の「静かにしろ!騒ぐな!」と言う声にパニックになり、
それでも渾身の力で抵抗しました。でも、そこは、女の力で、抵抗できるはずなく、引きずられてしまいました。
私、その時気づいたんです。「防犯ベル持ってたんだ!鳴らそう・・・」と。
鳴らした途端に力が弱まったので、今度は思い切り叫びました。
ベルの音と私のおもいっきりの叫び声とで驚いたのか、
犯人は私を突き飛ばして一目散に駆けていきました。
後はご近所の方の110番通報などで警察が到着。
しかし、回りのものからは、夜道の一人歩きをするからだとか、まるで私が悪かったのごとく言われました。
私も自分に油断があった、悪かったんだと自分を攻めました。
でもその後の、事情調書作成の時の警官の言葉に涙が出ました。
そのお巡りさんは私に油断があったなどとは一言も言わず、許せないといい続けてくれました。
私が悪いのではなく、犯行を起こした犯人が悪いんだと言って。
私は今でも夜、外には出られません。
暗いところは怖く、あんなに好きだった映画も映画館には入れないんです。
夜は家中の明かりをつけて休みます。
夜中に物音がするとドキッとして朝まで一睡もできないときもあります。
被害にあったものは、こんな生活をしているんですよ。
だから被害者を攻めるのは、決してしてはいけないんです。
いつまでも、心の中に傷を持っているのだから。

ごめんなさいね。今回は、まるで暗い話題になってしまいましたね。
でも、被害者の気持ちをひとりでも多くのかたに、わかってもらいたかったから・・・

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